特別支援学校高等部を卒業する生徒の進路はとても限定的です。
発達の遅れが比較的厳しく、状況判断をする経験を十分に積んできていない生徒の場合、
生活介護か福祉的就労、企業就労かを結論づけるかのような進路選択を迫られるのは酷なことです。
多くの生活介護事業所は、その先のステップアップを想定できていません。
生涯を『生活介護の利用者』として過ごすのではなく、場面や判断を分かち合う経験を積み、
時間をかけて丁寧に人と関わり合い、「愛すること」「働くこと」「考えること」が適切にできるようになり、
世の中と折り合いつつ主体的に生きる力を身につけて成長発達することを目的とします。
社会の中で、主体的に必要とされる存在として生きていく『世の光』になる。
そんな理想を持つ人たちを応援します。障害があっても、成長と発達し続ける。
ひとりひとりの発達を保障するための場です。
じっくりと必要な時間をかけながらも受け身にならず、積極的にインクルーシブ(包括的)な場に向かうことを
応援する『ステップアップ通過型の生活介護』。それがftlビー・ワークです。
日常生活・生育歴などから、数多くの情報を得て、『人となり』をつかみます。
就労移行支援や就労継続支援B型での支援経験から、
「愛すること」「働くこと」「考えること」が適切にできるようになることを重視し、
様々な活動をバランスよく提供し、自己実現と幸せを感じられるよう支援をしていきます。
世の中と折り合って、役割を得られる人に成長していくための応援をします。
壊れにくく、完成がわかりやすい達成感の
ある作業を中心に行っていきます。
個々の習熟度に合わせてステップアップし、
より繊細な作業に取り組むこともできます。
また、就労移行支援・就労継続支援B型と
共同受注する受注作業等を活用し、時に一緒に共同作業を経験しながら、生産活動を軸として社会参加をしていきます。
工賃を得られることで、働く意味を深めます。
個別のアセスメント結果を基に、利用者のニーズに合わせて支援を組み合わせたプログラムを設計し実施します。
学習やステップアップ課題に取り組む時間を必要に応じて設定します。また、土曜日は普段の業務に加え体力向上や社会に参加する力を高めるプログラムを実施。
送迎コースftlビー・ワーク →氷川台 → 東大泉 → 土支田 → ftl ビー・ワーク(自力出勤や、ヘルパー・ご家族と出勤する方でも、事業所の利用は可能です。)